韓国のインターネットサービス会社「カカオ」が世界最大の漫画市場である日本で展開する漫画プラットフォーム「ピッコマ」は、7月の月間売り上げで1位を記録しました。
カカオの子会社「カカオジャパン」は10日、グローバルアプリ調査会社「アップエニー」が発表したレポートで、ピッコマは7月月間基準で日本の2大アプリマーケットの非ゲーム部門で総合売り上げ1位を記録したと明らかにしました。
カカオによりますと、ピッコマは2016年のサービス開始以来、毎年、売り上げが2倍以上増加していて、ことし第2四半期の取り引き額は前の年の同じ時期に比べて2.5倍、前の四半期に比べて61%成長したということです。
カカオ側は、急成長の背景にはモバイルに最適化している韓国産「ウェブトゥーン」にあると説明しています。
実際に、7月基準でピッコマで配信されている3万あまりの作品のうち、ウェブトゥーンは1.3%に過ぎませんが、取り引き額では全体の35%から40%を占めているということです。
カカオの関係者は「日本市場でもモバイルコンテンツの消費が活性化するものとみられるため、ピッコマの急成長は今後も続くだろう」と期待を示しています。
日本の漫画市場は、およそ5兆7000億ウォンの規模を誇る世界最大の市場で、去年、初めてデジタル漫画市場の売り上げが紙の漫画を上回りました。