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社会

医学部学生団体「医師国家試験を拒否」 医学部定員拡大の撤回求め

Write: 2020-08-19 09:09:27Update: 2020-08-19 11:52:51

医学部学生団体「医師国家試験を拒否」 医学部定員拡大の撤回求め

Photo : YONHAP News

政府が医学部の定員拡大などの医療政策を発表したことを受け、医療界では集団休診ストライキを行うなど、反発が強まっていますが、医学部に通う学生の団体は18日、9月1日に予定されている医師国家試験の受験を拒否し、集団で休学することを決めたと発表しました。 
医学部の学生らで作る大韓医科大学・医学専門大学院学生協会は、今月14日から16日まで、医師国家試験の受験者を対象に、政府の医療政策に反対するため、今回の国家試験を集団で受けないことに賛成するかどうかを問うアンケートを行いました。
学生団体によりますと、受験者のうち91.7%から回答を得ており、回答者のうち賛成と答えた人は、88.9%に上っています。また、医学部に所属する学生を対象に、一斉に休学することに賛成するかどうかを尋ねたところ、賛成した人は75.1%に上ったということです。
学生団体は「国家試験の拒否と休学は、学生にも被害を出るうえ、医療にも影響を与える集団行動だ。だが、被害を受けることを覚悟した学生たちの意志を見てもらいたい」と呼びかけました。
韓国政府は、過疎地の医師不足や医師の地域偏在を解消するため、2022年度の学年から医学部の入学定員を増やし10年で4000人の医師を追加で育成しするなどの方針を発表しました。しかし、医療界は、医師が不足しているのではなく、地方や人気のない診療科に人材が集まらないことが問題であると指摘し、定員の増員でなく、地方で働く医師や必須医療科の処遇改善が急務であるとして、強く反発しています。

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