国民が政府に対する要望や苦情などを書き込む「国民請願掲示板」が実施されてから3年となったことを受け、文在寅（ムン・ジェイン）大統領は19日、自身のツイッターで「世の中を変える力は常に国民にある。最後まで国民と共に歩みたい」と表明しました。 
大統領府青瓦台のホームページに設けられた「国民請願掲示板」は、国民誰もが自由に書き込みを投稿することができ、20万人以上が支持した書き込みには、青瓦台が公式に回答することになっています。「国民請願掲示板」は、2017年8月19日にスタートし、きのうで3年目を迎えました。
これを受け、文大統領は、ツイッターで「国民が問えば政府が答えると、国民請願を導入する当時約束した通り、国民の声に応えるため、政府は最善を尽くしてきた」と語りました。
文大統領は「これまで、3億4000万人が国民請願サイトにアクセスし、1億5000万人が請願に参加した。責任ある回答で国民と疎通するために始めたが、政府の方が学ぶことが多かったと思う」としたうえで、「政府が回答できない難しい問題もあったが、問題を提起して討論する過程自体に大きな意味があったと思う」と綴りました。
また、最近首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が広がっていることについて、「ウイルスの危機を前にしても、国民の積極的な参加と協力が大きな力となった。最近、感染者が増え、新しい危機に直面しているが、もう一度乗り越えられるだろう」と述べました。