ベトナム戦争で、韓国軍に家族を虐殺されたとするベトナム人2人が、真相究明を求め、国連に陳情書を提出する考えを明らかにしました。 
 弁護を担当する「民主社会のための弁護士会」は６日、ベトナム戦争当時の韓国軍による民間人虐殺の真相究明を求め、ベトナム人2人の代理として、国連人権理事会に陳情書を提出する方針を明らかにしました。
弁護士会は、「陳情人らは、何度も韓国を訪問し、自らの被害を韓国政府に訴え、責任ある措置を取るよう求めているが、真相究明など、最低限の措置すら行われていないことから、国際社会に訴えることに決めた」として、国連が、韓国政府に対し一連の調査を進めるよう勧告することを期待していると述べました。
今回陳情書を提出するベトナム人2人は、ベトナム戦争当時、韓国軍部隊の銃撃によって家族が死亡し、自らも負傷したとしていうことです。また、このうち1人は、ことし4月、 韓国政府を相手取って損害賠償を求める裁判を起こしており、今月12日に、初の弁論を控えています。