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政治

中国、徐旭国防部長官の中国訪問を招待 韓米同盟をけん制か

Write: 2020-10-22 13:26:21Update: 2020-10-22 16:27:27

中国、徐旭国防部長官の中国訪問を招待 韓米同盟をけん制か

Photo : YONHAP News

国防部は、中国軍当局が徐旭(ソ・ウク)国防部長官の中国訪問を要請したと明らかにしました。
徐長官は21日、中国の魏鳳和(ぎ・ほうわ)国防相と電話会談し、韓半島を含む地域情勢や、両国間の国防における交流・協力方策について議論しました。
今回の電話会談は中国側の要請によって行われました。会談で魏国防相は、徐長官を北京に招待し、今後、双方は、国防相間の相互訪問など様々なチャンネルでコミュニケーションと交流・協力を持続できるように努力していくことで一致しました。
徐長官の中国への招待は、韓中国防相会談の開催を提案したものとみられます。
過去に、李明博(イ・ミョンバク)政権時代の2011年7月、当時の金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は、中国を訪問して国防相会談を開き、初の共同報道文を発表したほか、2015年2月には常萬全(じょう・まんぜん)国防相が韓国を訪問しました。
しかし、2016年にアメリカ軍による高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備をめぐって対立が深まり、その後は国防相間の相互訪問は行われていません。
今回の中国への招待をめぐっては、中国とアメリカの軍事的対立が深まるなかでハイレベルの韓中軍事交流を再開することで、韓米同盟をけん制しようとするねらいがあるものと見られていて、慣例的なもの以上の意味が込められているとする見方がでています。
今回の電話会談で徐長官は、最近の韓半島の状況と地域情勢について説明し、韓半島の平和と安定のために中国政府が建設的な役割を果たすことを呼び掛けました。
これを受けて魏国防相は、両国軍当局が持続的にコミュニケーションをとりつつ、地域の平和と安定を共に守るべきだと強調しました。
魏国防相はまた、韓国戦争で戦死した中国軍兵士の遺骨が今年9月に返還されたことについて、韓国の積極的な協力に謝意を表明したということです。

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