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国際

アメリカ、劣勢の韓国候補への支持を表明 WTO事務局長選

Write: 2020-10-29 13:00:39Update: 2020-10-29 14:41:22

アメリカ、劣勢の韓国候補への支持を表明 WTO事務局長選

Photo : KBS News

WTO=世界貿易機関の次期事務局長選の最終ラウンドで、兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長が劣勢であることが明らかになりましたが、こうしたなかで、アメリカは兪本部長に対する支持を公に表明し、事務局長選の行方に注目が集まっています。
外交部と産業通商資源部によりますと、WTOの選出委員会は28日、加盟国164か国のうち100か国以上がナイジェリアのオコンジョイウェアラ候補を支持したと明らかにしました。
兪本部長は最終ラウンドで劣勢となっていますが、WTO事務局長はすべての加盟国のコンセンサスを得て最終的に選出されるため、まだ結果が決まったわけではありません。
とくに、アメリカは28日、WTO本部で開かれた大使級会議でナイジェリア候補を支持しないことを明らかにしたほか、アメリカで通商政策を担当するUSTR通商代表部は、公式声明を通じて、兪本部長を支持すると発表し、オコンジョイウェアラ候補の選出に反対したため、今後の事務局長選の行方に注目が集まっています。
27票を持つEU=ヨーロッパ連合は、オコンジョイウェアラ候補を支持する方針を固めていて、アフリカに力を入れている中国もオコンジョイウェアラ候補を支持するものとみられているため、今の劣勢を覆すためには、EUや中国などの立場の変化がカギとなる見通しです。
韓国政府は最終的なコンセンサスをまとめる機会が残っているだけに、アメリカなど、これまで韓国を支持してくれた国々との協議を経て、今後の対策を決める方針です。
兪本部長が選出される可能性が高くないと判断されれば、事務局長選を長引かせるよりは、選出委員会の発表を承服して棄権する可能性もあるとみられています。
WTOは、コンセンサスを導き出す過程を経て加盟国間で合意した候補を、来月9日に開かれる特別一般理事会で次期事務局長に推挙する方針です。

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