韓日議員連盟の会長を務める与党「共に民主党」の金振杓(キム・ジンピョ)議員は、韓日間の多くの懸案について、「ひとつだけで解決することはできず、一括妥結するしかない」という見解を示しました。
金議員は9日、国会で「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表と韓日議員連盟の日本訪問について話し合ったあと、記者団に対して、「元徴用工問題をとっても解決方法は多くはなく、経済や慰安婦など様々な問題がある。ひとつだけで解決することはできず、一括妥結するしかない」と話しました。
また金議員は、「超党派の韓日議員連盟が懸案に深入りしすぎると、混乱を招く可能性がある。懸案は権限のある当局者間で協議し、政界は東京オリンピックをきっかけに交流協力を強化することに集中すべきだ」と述べました。
一方、金議員は10日付の朝日新聞とのインタビューで、元徴用工問題について「司法の判断に介入すると混乱が生じる。文在寅(ムン・ジェイン)大統領ができる選択の幅は非常に狭いが、解決には政治的決断が必要だ」と話しました。
また「経済問題なども含めて一括妥結したい。韓国が望むのは、韓国国民が受けた政治的な傷に対する謝罪だ」と強調しました。
金議員を含む韓日議員連盟所属の与野党議員7人は12日から3日間の日程で日本を訪れ、日韓議員連盟の国会議員と面談する予定です。
★2020年11月12日修正