メニューへ 本文へ
Go Top

社会

「n番部屋事件」のチョ・ジュビン被告に懲役40年の判決

Write: 2020-11-27 10:08:16Update: 2020-11-27 10:42:18

「n番部屋事件」のチョ・ジュビン被告に懲役40年の判決

Photo : KBS News

未成年者を含む女性を脅迫し、わいせつ動画を撮らせて販売した罪などに問われているチョ・ジュビン被告に対し、ソウル中央地裁は、「犯行の重大さや社会に与えた影響の大きさを踏まえ、長期間社会から隔離させる必要がある」として、懲役40年の判決を言い渡しました。
チョ・ジュビン被告は、SNSソフトの「テレグラム(Telegram)」を使って、未成年者を含む女性を脅迫して、性的被害を受けている動画を制作し、チャットルームで流布した罪に問われ、ことし4月に逮捕・起訴されました。
チョ被告は、わいせつ動画の制作・流布のほか、未成年者を脅迫し性的暴行をした罪、金品をだまし取った罪、わいせつ動画を共有するチャットルーム「博士(パクサ)部屋」の運営を組織的に行っていたなどの罪に問われています。
これまでの裁判で、チョ被告は、わいせつ動画の制作は認めましたが、「博士部屋」は検察が主張する犯罪組織ではないとしたほか、強姦など、一部の容疑を否認しました。
ソウル中央地裁は、「チョ被告は、複数の被害者を脅迫してわいせつ動画を制作し、長期間にわたって流布する過程で多額の収益を得ながら、他の被害者が次々と発生するシステムを作り上げた」と指摘しました。
そのうえで、「犯行の重大さや社会へ及ぼした影響の大きさ、被告の態度を考えると、厳しく処罰し、長期間社会から隔離させる必要がある」として、無期懲役の求刑に対し、懲役40年を言い渡しました。
このほか、 性犯罪を犯した人をGPSを利用して監視する電子足輪の装着30年、身元情報の公開告知10年、児童・障害者関連施設への就業制限10年も命じました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >