文在寅（ムン・ジェイン）大統領は29日にも、秋美愛（チュ・ミエ）法務部長官の辞表を受理するほか、閣僚3人から4人を入れ替える人事を行う見通しです。
秋美愛長官のほかに検討されているのは、来年4月にソウル市長補欠選挙に出馬する予定の朴映宣（パク・ヨンソン）中小ベンチャー企業部長官をはじめ、成允模（ソン・ユンモ）産業通商資源部長官、朴良雨（パク・ヤンウ）文化体育観光部長官らとされています。
また大統領府青瓦台の盧英敏（ノ・ヨンミン）秘書室長が、尹錫悦（ユン・ソクヨル）検察総長をめぐる問題の責任を取る形で辞意を表明しているとされており、この入れ替えの時期は、内閣改造が終了した後の1月中旬になるものとみられています。
一方、尹検察総長は、法務部から停職2か月の懲戒処分を受けましたが、停職処分の執行停止を訴え、ソウル行政裁判所が尹総長の訴えを認める決定をくだしました。
尹総長の職務復帰が決まったことを受け、文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、国民に不便と混乱をもたらしたとして謝罪しましたが、こうした事態が発生したことで、与党でも青瓦台の人事の入れ替えが必要だとする声が高まっています。