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国際

次期国務長官指名のブリンケン氏 「北韓政策全般を見直すべき」

Write: 2021-01-20 10:51:49Update: 2021-01-20 11:14:25

 次期国務長官指名のブリンケン氏 「北韓政策全般を見直すべき」

Photo : YONHAP News

アメリカのバイデン次期政権の国務長官に指名されているトニー・ブリンケン氏は現地時間の19日、アメリカの従来の北韓政策とアプローチ方法を全般的に見直さなければならないという考えを明らかにしました。
バイデン政権は、トップダウン方式に依存してきたトランプ大統領の非核化交渉から脱し、新たなアプローチで解決策を模索する考えを示したものとみられます。
ブリンケン氏は、バイデン次期大統領の就任を翌日に控えた現地時間の19日、上院で行われた閣僚人事の公聴会で、北韓の非核化問題に関する質問に答えました。
ブリンケン氏は、「われわれが最初に取り組もうとしていることの一つは、北韓へのアプローチ方法を全般的に見直すことだ」と述べ、「どんな選択肢を持っているか、北韓への圧力をさらに加えることが交渉のテーブルにつかせるうえで有効であるか、他の外交手段を動員できるかなどについて検討する」と明らかにしました。
そのうえでブリンケン氏は、「これらは、われわれの同盟とパートナー、特に韓国と日本と緊密に協議することから始まる」と述べ、同盟国と緊密に調整していく意思を明らかにしました。
また、北韓への人道支援については開かれているとして、積極的な姿勢を示しました。
一方、国防長官に指名されたロイド・オースティン元中央軍司令官は公聴会に合わせて上院軍事委員会に提出した資料で、同盟国との協力を強調し、「国防長官に任命されたら、インド太平洋地域の同盟の現代化に焦点を当てる」としたうえで「こうした取り組みの一環として韓国との防衛費交渉の早期妥結を進める」としました。
韓米防衛費交渉は、2019年末に協定の有効期間が終了してから、韓国は13%の引き上げを提示しましたが、トランプ政権が50%の引き上げを要求し、交渉が難航していました。
バイデン次期大統領は、トランプ大統領の大幅な増額要求に批判的な立場を示し、韓国との同盟関係を強化する意思を示していました。

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