丁世均(チョン・セギュン)国務総理は、ワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」を通じて、来月初めにも5万人分のワクチンが韓国に導入される見込みだと明らかにしました。
丁総理は20日、MBCのラジオ番組に出演し、「COVAX側から2月初めにワクチンを受け取るかどうか確認する連絡を受けた。受け取ると答え、現在準備を進めている」と述べました。
そのうえで、「初めて導入されるワクチンは5万人分で、量は多くない」とし、「まだ確定されたわけではなく、協議を進めている」と説明しました。
丁総理は、第1次接種の対象は医療関係者になる可能性が高いとしたうえで、「優先接種の対象者である慢性疾患の患者や医療関係者などの順番をどうすべきか緊密に議論している」と話しました。
これに先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日に行われた新年記者会見で、「現時点ではCOVAXファシリティを通じてワクチンが韓国に初めて導入される可能性があるが、そうなるとワクチンが韓国に導入される時期や接種の時期が早まる可能性がある」と述べました。