呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は21日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に、朴槿恵(パク・クネ)前大統領と李明博(イ・ミョンバク)元大統領の赦免を提案したことがわかりました。
呉市長は21日、今月7日に行われた再選挙・補欠選挙でともに当選した朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長と大統領府青瓦台で開かれた午餐懇談会に参加しました。
呉市長は午餐懇談会後に行われた記者会見で、「様々な懸案について議論し、重点的にいくつかを提案した」としたうえで、「二人の前職大統領の赦免問題についても言及した」と明らかにしました。
呉市長は、「この問題は、懇談会に臨む前に心の中で考えていたが、朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長が先に言及してくれた」としました。
こうした提案を受け、文大統領は、「この問題は国民のコンセンサスを考慮しなければならない問題であり、国民の統合に役立つ方向で作用しなければならない。この2点を同時に考慮しなければならない」と答えました。
青瓦台の関係者によりますと、文大統領は、「前職大統領が収監されているのは悲しいことであり、お二人とも高齢で体調も優れないため残念だ」と述べたということです。