韓国南部、光州（クァンジュ）市で解体作業中だった5階建ての建物が崩壊し、路線バスが巻き込まれ、乗客9人が死亡、8人が大けがをしました
事故が起きたのは全羅南道（チョンラナムド）光州市で解体作業中だった５階建ての建物で、9日午後４時20分ごろ、建物が面していた道路側に突然、横倒しになって崩壊しました。 
建物が道路側に倒れた際、建物の前を通過していた路線バス１台が巻き込まれ、乗客17人のうち９人が死亡、８人が重傷を負って病院に搬送されました。
解体作業は、最上階の５階からパワーショベルを使って行われていましたが、作業開始から１日で建物が崩壊しました。
消防当局は、管轄の消防署をはじめ、ほかの地域の消防署からも救助隊や救助用設備を動員して対応し、合わせて140人あまりの人員を投入して捜索活動を行いました。
解体作業を行なっていた会社の関係者によりますと、当時、現場にはガードマン２人と作業者２人がいて、パワーショベルなどを使って解体作業を行っていた際に建物が崩壊する音を聞き、避難したということです。
警察と消防当局は、再開発区域での解体作業中に崩壊事故が発生したものとみていて、捜索作業が完了し次第、事故の経緯や原因などについて調査する計画です。