フランス・パリにあるユネスコ＝国連教育科学文化機関の本部で現地時間の６日、韓流コンテンツを実感コンテンツとして楽しめる展示会「韓国：立体的想像」が開幕しました。
文化体育観光部によりますと、この展示会はユネスコと韓国コンテンツ振興院の共催で開かれ、開幕の歓迎会には、ユネスコ文化部門のエルネスト・オットーネ事務総長補と、ユネスコ韓国代表部の金東起（ キム・ドンギ）大使をはじめ、ユネスコ事務局の幹部や外交官、フランス文化省の国際局長など、多くの文化関係者が出席しました。 
オットーネ事務総長補は、「K-POPや韓国映画など、韓国の大衆文化の世界的な成功は、韓国政府の『実感コンテンツ事業』の成果を直接的に見せてくれる」と話しました。
今回のイベントでは、韓国の男性アイドルグループ、BTS＝防弾少年団のコンサートの模様をLEDでつくられた正六面体の空間で、VR機器を通じて360度で楽しめる実感コンテンツが展示されています。
また、ポン・ジュノ監督の映画「パラサイト　半地下の家族」を活用したVRコンテンツは、没入感を最大限に引き上げる音楽と、映画の背景となった朴社長の高級邸宅やキテクの半地下住宅などを再現し、映画の中に実際に入ったような体験を提供してくれます。
ポン監督は、先月行われた試写会でこのコンテンツを体験し、「映画では感じることができない全く新しい体験だ」と評価しました。
今回の展示について文化体育観光部は、国連がことしを「持続可能な開発のための創造的な経済の国際年」に指定したのを記念し、新型コロナ以降の未来に関する韓国の想像力を世界中の人と共有するために設けられたと説明しました。
これを前に、ユネスコが先月8日に今回の展示会を紹介したツイートがBTSにリツイートされ、それによって6万6000件以上のリツイートを記録し、ツイートのユネスコ記録を立てました。
展示会は今月16日まで開かれ、21日からは駐フランス韓国文化院で「パラサイト　半地下の家族」など一部の実感コンテンツを3週間展示します。
16日からは、オンライン展示館(www.cubicallyimagined.kr)が開館し、世界中で気軽に観覧できるようになります。