韓国と日本、アメリカの外務次官が参加する協議会が、およそ4年ぶりに東京で開催されました。
日本の外務省で21日に開かれた韓日米外務次官協議会には、外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官と日本の森健良外務事務次官、アメリカ国務省のシャーマン副長官が出席しました。
韓日米外務次官協議会は2015年4月に始まり、2016年には4回開催されましたが、2017年にトランプ政権が発足してからは開催頻度が減り、今回の会議は2017年10月以来、初めてとなります。
この会議で韓日米3国は、気候変動と新型コロナウイルスへの対応、北韓問題などで協力を強化することで合意しました。
崔次官は、会議後に開かれた共同記者会見の冒頭発言で、白紙化された文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪日と韓日首脳会談について「これまでの実務成果を基に懸案の解決のために引き続き努力している」と明らかにしました。
また、「韓日米、とくに韓日間の協議は前向きな方向へ進むだろう」と付け加えました。
森外務次官も韓日関係を健全な関係に回復させるため、韓国側と引き続きコミュニケーションをとっていく意向を明らかにいしました。
シャーマン副長官は、今回の協議が北韓に対する確かなメッセージになっただろうと評価しました。
さらに、北韓に対してアメリカの対話メッセージに前向きに対応することを期待するという趣旨の発言もしました。