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経済

素材・部品・設備の輸出増加 対日赤字増える

Write: 2021-09-08 15:42:29Update: 2021-09-08 16:53:51

素材・部品・設備の輸出増加 対日赤字増える

Photo : YONHAP News

産業通商資源部は、素材・部品・設備の総合トータルサイトを新たに立ち上げたことを、8日、明らかにしました。
このサイトは、従来の「素材部品総合情報網」を拡大・改編したもので、産業通商資源部や産業技術評価院などの機関が、素材・部品・設備関連の政策をはじめ、企業の技術や信頼性・量産性能評価、統計などの情報を提供していきます。
これとともに産業通商資源部は、これまでの「素材・部品」統計に「設備」を加えて、「素材・部品・設備」統計に拡大・改編しました。
これは去年4月の素材・部品・設備特別法の改正で、素材・部品・設備の範囲に変更があったことを反映したということです。
改編された統計で分析した結果、ことし1月から7月までの素材・部品・設備の輸出は、去年の同じ期間に比べて23.3%増えて2032億ドルとなり、ここ10年でもっとも多い輸出を記録しました。
また、輸入額は、去年の同じ時期に比べて25.5%増えて1405億ドルとなり、素材・部品・設備の貿易収支は627億ドルの黒字となりました。これは、全産業の貿易収支197憶ドルの3.17倍に当たります。
そしてことし1~7月までの日本への輸出は84億ドルで、去年の同じ期間に比べて10億ドル増えました。しかし日本からの輸入は、はるかに多い222億ドルで31億ドル増加しました。
これによって、日本に対する貿易赤字は、去年の117億ドルから21億ドル増えて138億ドルとなりました。
このように韓国から日本への輸出が好調でしたが、半導体やディスプレイなどへの設備投資が増えたことで日本からの輸入も増えたということです。
しかし年平均の増加率でみると、日本への輸出はマイナス1.5%、日本からの輸入はマイナス2%と減少傾向が続いていて、対日貿易収支は改善に向かっているということです。
なかでも、素材分野の輸出の年平均の増加率はマイナス4.4%で、ほかの分野よりも減少速度が速いということです。
産業通商資源部の関係者は、世界に向けての輸出が年平均1.3%増えているなか、日本から素材・部品・設備の輸入が持続的に減少していると説明しています。

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