ことしで26回目となる釜山(プサン)国際映画祭が、韓国南部の釜山で6日開幕しました。
去年は、新型コロナウイルスの影響で開会式が行われず、2年ぶりに観客を迎えての開催となり、去年は省略された開会式のレッドカーペットイベントも行われました。
午後6時から始まった開会式は、俳優のソン・ジュンギと女優のパク・ソダムが司会を務め、オープニング作品としては韓国のイム・サンス監督の「幸福の国へ」が上映されました。
ことしは、およそ70か国・地域の200本を超える作品が6劇場・29スクリーンで上映されます。
劇場での作品上映が原則となり、去年は各作品1回のみ上映されましたが、ことしは例年と同じく2~3回ずつ上映されます。
ただ、座席数は全体の50%に減らされます。
7日は、去年のアメリカ・アカデミー賞で作品賞を含む4冠に輝いた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督と日本の浜口竜介監督による対談が行われ、8日には映画「勝利号」のオープントークなど屋外イベントも繰り広げられます。
また、ことしは新たなプログラムとして、オンライン動画配信サービスのシリーズ物を上映する「オンスクリーン」が新設されました。
映画祭は15日午後に行われるクロージング作品、梁楽民(リョン・ロクマン)監督の「Anita」の上映を最後に閉幕します。