中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は13日午前0時までに新たに4167人が確認され、累計で67万9030人になりました。
政府の感染対策が先月18日から強化されたほか、60歳以上の高齢者を中心に新型コロナワクチンの3回目の追加接種を終えた人が増えていることから、新たな感染者数は減少傾向を見せています。
1日の新たな感染者4167人のうち、国内での感染は3776人で、のこりの391人は海外からの入国者でした。
海外からの入国者の感染391人はこれまででもっとも多いものです。
海外から感染力の強い新たな変異株「オミクロン株」が急速に流入していることが背景にあるとみられます。
この391人のうち、アメリカからの入国者は全体の67.8%に当たる265人でした。
保健当局によりますと、アメリカ・ラスベガスで3日から7日まで開催された世界最大級の家電IT見本市「CES」に参加したあと、入国した人で、新型コロナに感染した人は、合わせて70人あまりに上っているということです。
亡くなった人は44人増えて、合わせて6210人になり、韓国の致死率は0.91%になりました。
一方、アメリカの製薬大手ファイザー製の新型コロナの飲み薬「パクスロビド」が13日午後、韓国に到着しました。
今回到着したのは、契約済みの76万2000人分のうち、最初の搬入量の2万1000人分で、今月末にも1万人分がさらに到着する予定です。
医療現場での投与は14日にも始まるということです。