現代(ヒョンデ)自動車とその傘下の起亜(キア)は去年、ヨーロッパで2年ぶりに販売台数100万台を突破し、シェア4位となりました。
ヨーロッパ自動車工業会によりますと、現代自動車・起亜は去年、前の年に比べて21.1%増加した101万8563台を売り上げました。
100万台を突破したのは2019年以来、2年ぶりで、過去3番目に高い販売台数となりました。
去年、世界的な自動車用半導体の需給難により、ヨーロッパ全体の自動車販売台数は前の年より1.5%減少しましたが、現代自動車・起亜はエコカーを前面に出し好業績を収めました。
これにより、現代自動車・起亜のヨーロッパ市場のシェアは、前の年より1.7ポイント上昇した8.7%となり、BMWを抜いて4位となりました。
シェア1位はフォルクスワーゲン25.0%で、ステランティス(20.2%)、ルノー(9.3%)があとに続いています。
現代自動車・起亜の好業績をけん引した、EV=電気自動車やハイブリッドカーなどのエコカーではとくに大きな成長が見られました。
去年、両社のエコカーの売り上げは13万5408台で、販売台数が前の年より41.2%増加したほか、ヨーロッパでの年間のEV販売台数で過去最高を記録したということです。