中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、27日午前0時までに新たに1万4518人が確認され、連日過去最多を更新しています。 
デルタ株より感染力が2倍以上強いとされるオミクロン株が主流になったことで、感染者数はこれまでにない勢いで急激に増加しています。
初めて1万人を超えた26日より1500人あまり増え、8500人あまりだった25日からわずか3日で2倍近くに増えました。
全国で自宅療養中の患者は、1万5000人あまり増えて4万2000人あまりとなっています。
こうしたなか、旧正月の「ソル」の連休明けの来月3日からは、全国の小規模病院1000か所以上でも検査や診療、治療が受けられるようになります。
大韓医師協会は27日の記者会見で、「オミクロン株は、感染力は強いものの、重症化する確率が低いことから、小規模病院でも迅速抗原検査による診断を行い、症状の軽い患者の自宅療養もカバーすることになった」と明らかにしました。
重症患者については、保健所との連絡や拠点病院への搬送要請などの役割も担うということです。
一方、政府は、新型コロナウイルスの感染者が死亡した場合も、先に葬儀を行ってから火葬できるよう関連指針を改めました。