去年の海外への直接投資額が、過去最高を記録しました。
企画財政部が23日にまとめた「2021年対外直接投資動向」によりますと、去年の対外直接投資額は前の年よりも32.8%増えて758億7000万ドルでした。
対外直接投資額から投資回収金額を差し引いた純投資額も、前の年に比べて38.1%増えて584億2000万ドルを記録し、過去最高となりました。
こうした結果について企画財政部は、「世界的に新型コロナワクチンが普及してパンデミックの懸念が和らぎ、第2四半期から投資が回復したことで、海外への直接投資も増えた」と説明しました。
業種別には、金融保険業が293億2000万ドルでもっとも多く、次いで製造業が181億7000万ドル、不動産業が70億1000万ドル、情報通信業が66億7000万ドルでした。
国別にはアメリカがもっとも多く、前の年より81.8%増えて275億9000万ドルでした。
一方、第4四半期の対外直接投資額は、投資額の合計で前の年より62.7%増えて302億1000万ドル、純投資額は82.7%増えて260億6000万ドルでした。