メニューへ 本文へ
Go Top

政治

米海軍の原子力空母、東海の公海上に進入 北韓に警告か

Write: 2022-04-12 11:13:32Update: 2022-04-12 11:17:38

米海軍の原子力空母、東海の公海上に進入 北韓に警告か

Photo : YONHAP News

アメリカ海軍の原子力空母「エーブラハム・リンカーン(CVN-72・10万トン級)」が12日、韓国南東部・蔚山(ウルサン)沖の公海に入ったと、韓国軍の消息筋が明らかにしました。
アメリカの空母が東海の公海に入ったのは、北韓がICBM=大陸間弾道ミサイルの試験発射と核実験などを相次いで実施した2017年11月以来となります。
エーブラハム・リンカーンの東海への進入は、北韓が今月15日の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日110周年と、25日の朝鮮人民革命軍創設90周年に合わせて核実験など挑発に乗り出す可能性があると見られるなか、北韓に対して警告のメッセージを送る狙いがあるものとみられます。
これと関連してアメリカの海軍研究所は、北韓が近くICBMの発射と核実験を行うとの見通しを示しています。
アメリカの空母打撃群は、東海の公海上に5日間留まると伝えられていて、上半期の韓米合同軍事演習の事前訓練となる危機管理参謀訓練(CMST)の時期と重なることが注目されています。
危機管理参謀訓練は、韓半島の戦時状況を想定した本訓練の前に行われるもので、戦争勃発前の突発的な事態を適切に管理し、危機が発生する前の状態に戻す対処を点検する訓練で、韓国軍合同参謀本部の主導で行われます。
韓米は、この事前訓練が終わると、今月18日から28日にかけて本訓練の「連合指揮所訓練」を行います。
この期間中に韓国の海軍とアメリカの空母打撃群の共同訓練が行われる可能性があるとの見方がありましたが、実施しない方向で結論が出たものとみられます。
エーブラハム・リンカーンは、全長332.85メートル、飛行甲板の幅78.4メートル、船幅40.84メートル、高さ62.97メートル、飛行甲板の面積は1万6000平方メートル、最新鋭戦闘機F-35CやFA-18スーパーホーネットなど80機の航空機を搭載し、原子力潜水艦やイージス駆逐艦、ミサイル巡洋艦などからなる船団を率いています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >