韓国の5月の輸出額は、過去2番目に多い金額となりましたが、エネルギー価格の高騰が影響して輸入額も増え、貿易収支は2か月連続でマイナスを記録しました。
産業通商資源部は1日、５月の輸出額は前の年に比べて21.3％増加の615億2000万ドル、輸入額は32％増加の632億2000万ドルだったと明らかにしました。
輸出額は、月ベースでは過去2番目、5月としては過去最高を記録しました。
エネルギー価格の高騰や不安定なサプライチェーンなど海外の不確実性が大きいなか、輸出は15か月連続で2桁の増加を記録したほか、19か月連続で増加傾向が続いています。
ただ、貿易収支は17億1000万ドルの赤字となり、4月に続いて2か月連続でマイナスとなりました。
ことしの貿易収支は、1月にマイナスとなってから2～3月にはプラスを記録しましたが、4月に再びマイナスに転じました。
貿易収支がマイナスとなった原因としてロシアのウクライナ侵攻などで原材料価格が高騰し、エネルギーを中心に輸入額が膨らんだことがあげられます。
先月の原油・ガスなどエネルギー資源の輸入額は147億5000万ドルで、前の年に比べて84.4％急増しました。