日本政府が先月、外国人観光客の受け入れを添乗員付きのツアー客に限定する形で再開したなか、韓国からの初めてのツアー客が6日、日本に到着しました。
新型コロナの感染を防ぐため、日本政府がおととし4月に観光目的の入国を制限して以来、2年3か月ぶりです。
韓国人ツアー客20人は6日、韓国から成田空港に到着し、2泊3日の日程で浅草やお台場、横浜などを観光しています。
日本政府は先月10日から外国人観光客の受け入れを再開しましたが、
感染拡大を防ぐため当面は、添乗員付きのツアー客に限定することにしていて、自由旅行は認めていません。
ツアー客は、旅行会社を通じて観光ビザを取得し、飛行機に搭乗するためにはPCR検査も受けなければなりません。観光中の自由行動も禁じられます。
韓国と日本の財界からは、観光目的での滞在に限ってビザなし入国を認めるなど、入国を簡素化しようという声が出ていますが、新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、「BA.5」というタイプの変異ウイルスが広がっていることから、日本政府はこれ以上の水際対策の緩和には、当面、慎重な姿勢を見せています。