中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は10日午前0時までに新たに15万1792人が確認され、累計で2084万5973人になりました。
1日当たりの新たな感染者数が15万人を上回るのは4月13日以来およそ4か月ぶりです。
防疫当局は今月中に新たな感染者数が11万～19万人程度でピークに達すると予測しましたが、夏休みシーズンであることや、新しい変異株の拡大などを考慮した追加の分析が必要だとして、来週に新たな予測結果を公表する方針です。
中央災害安全対策本部は、新たな感染者数が今月中に20万人に達するとみています。
重症患者は38人増えて402人となり、5月9日以来初めて400人を超えました。
亡くなった人は50人で、累計で2万5382人となり、致死率は0.12%となっています。
感染者数の増加を受けて、防疫当局は、必要な部分に的確な措置を取るピンポイントの防疫に引き続き取り組んでいく一方で、国民に対する心理的な支援にも力を入れる方針です。
中央災害安全対策本部は10日、「4月にコロナ対応の行動制限が解除されてから関連指標は改善されたが、コロナ禍前に比べると、うつ病になるリスクが高い人は5倍、自殺を考える人の割合は3倍も増えている」と指摘し、新型コロナで亡くなった人の遺族や防疫関係者、零細事業者などを対象にした心の健康＝メンタルヘルス支援を強化する方針を明らかにしました。