ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所をロシア軍が占拠していることについて、韓国、日本、アメリカを含む42か国とEU=ヨーロッパ連合は、共同声明を発表し、ロシアに対して、ザポリージャ原子力発電所から軍隊を撤退させるよう求めました。
韓米など42か国とEUは共同声明で、「ロシアは直ちにザポリージャ原発やその周辺、そしてウクライナ全土から直ちに軍隊を撤退させるべきである」と主張しました。
そして、「核施設に軍隊や兵器を配備することは許されない行為だ。原発の安全や安全保障に対する懸念はもちろんのこと、IAEA＝国際原子力機関の加盟国が約束した安全ルールを無視する行為である」と強く非難しました。
そのうえで、「不当行為を正当化するため、うその情報を流しているロシアを強く糾弾する。ロシアは不法行為に対する責任を問われることになるだろう」と表明しました。
ロシア軍が占拠しているザポリージャ原子力発電所で、今月5日以降、砲撃が相次いでいることから、核の事故のリスクに対する懸念が高まっています。