中国への半導体製造装置の輸出規制の強化を発表したアメリカ政府が、韓国の半導体大手、サムスン電子とSKハイニックスの中国工場に対しては規制の適用を1年間猶予したことがわかりました。
アメリカの関係筋によりますと、アメリカ商務省はサムスン電子とSKハイニックスの中国工場に対して猶予を公式に通知したということです。
これにより、サムスン電子とSKハイニックスは、1年間は個別に審査を受けることなく、半導体製造装置を輸入できるようになりました。
アメリカ商務省は今月7日、アメリカ企業による中国企業への半導体製造装置の輸出を原則として禁止し、中国に半導体工場を置くグローバル企業に対しては、個別の審査を義務付けることにしていました。
措置の猶予について、外交部の当局者は12日、「アメリカの輸出規制強化の措置が韓国企業に及ぼす影響を最小限に抑えるため、アメリカ側と緊密に協議してきた」と明らかにし、「今後もアメリカ側と協議を続けていく」と述べました。