ことし1月から9月までの現代自動車の燃料電池自動車の販売台数が、およそ8500台で世界で最も多かったことがわかりました。   
 
韓国の市場調査会社「SNEリサーチ」が発表したところによりますと、ことし1月から9月までの世界の燃料電池車の販売台数は去年の同じ期間に比べて10.1％伸びて、1万4400台だったということです。
 
現代自動車は23.2％多い8449台で、世界で1位でした。
 
2位のトヨタ自動車は、「MIRAI（ミライ）」の第2世代モデルの販売が大きく減り、全体の販売台数はマイナス47.7％の2619台でした。
 
現代自動車のシェアは58.7%、トヨタは18.2%となり、1位と2位の差が大きく開きました。
 
ただ中国が「MIRAI」の第2世代モデルの輸入を年末に開始する予定で、現地生産も進める方針だということで、今後トヨタのシェアは次第に回復する見通しです。
 
「SNEリサーチ」は、自動車メーカー各社がEV=電気自動車中心の戦略を続けていることや、半導体を中心とする部品や原材料の供給不足が続いていることなどから、世界の燃料電池自動車の市場は去年に比べて販売が伸び悩んでいると分析しています。