新型コロナウイルス感染症の世界的な流行で外出が自粛されていた期間に、K-POPのミュージックビデオの再生回数が、コロナ前に比べ2.5倍に増えていたことがわかりました。
K-POP専門チャート「K-POPレーダー」は23日、229組のK-POPアーティストについてミュージックビデオなどの動画の再生回数を分析した結果を発表しました。
それによりますと、去年8月1日から1年間のK-POP動画の再生回数は、643億回を超えたということです。
これはコロナ前の2019年の再生回数より2.5倍ほど増えたものです。
全体に占める再生回数の割合がもっとも高かったのはBTS=防弾少年団で、全体の18.7%でした。
続いて、4人組ガールズグループ「BLACKPINK」が11.3%、9人組ガールズグループ「TWICE」が5.8%、BLACKPINKのメンバー、リサのソロ曲が3.7%でした。
続いて、8人組男性アイドルグループ「StrayKids」、5人組ガールズグループ「ITZY」、13人組男性アイドルグループ「SEVENTEEN」の順でした。
国別には、インドと日本の増加が目立ちました。
インドは世界で4番目にK-POP動画の再生回数が多く、なかでもこの3年間で10倍以上増えました。
日本は2019年は6位でしたが、今回の調査では韓国に次いで2位となりました。3位はインドネシアでした。
「K-POPレーダー」は、「『BTS』と『BLACKPINK』が築いた土台の上に、新型コロナの世界的な大流行中にデビューした次の世代のアイドルの人気が定着したためだ」と説明しています。