韓国の11歳のチェリスト、キム・ジョンアさんが、ジュニア・コンクールの最高峰とされる「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」で優勝しました。  
 
韓国芸術総合学校によりますと、この学校の韓国芸術英才教育院出身のキム・ジョンアさんは、今月9日にサンクトペテルブルクで開かれた「第11回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」のチェロ部門で1位を獲得したということです。
 
審査委員団は、キム・ジョンアさんについて、「11歳という幼い年齢にもかかわらず、優れた技量の持ち主で、複雑なプログラムを選び、弾きこなした点を高く評価した」とコメントしました。
 
キム・ジョンアさんは、2019年に韓国ストラッドコンクールで優勝したのに続いて、おととしはダーヴィト・ポッパー国際コンクールのジュニア部門、去年は梨花（イファ）京卿（キョンヒャン）音楽コンクールでそれぞれ優勝し、名前が知られました。
 
一方、ファイナルまでともに進んだ韓国の16歳のキム・テヨンさんは、ロシア人奏者と2位タイでした。
 
若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールは、世界3大コンクールのひとつであるチャイコフスキー国際コンクールのジュニア部門で、17歳未満を対象にピアノ、バイオリン、チェロ部門に分けて、毎年開催されています。