中国から入国したあと、新型コロナウイルスの検査で陽性判定を受けたものの、隔離を拒んで逃走した中国人の男が、今月13日に処罰なしの強制送還となっていたことがわかりました。
中央事故収拾本部が24日、明らかにしました。
強制送還となったのは、40代の中国人の男で、今月3日に仁川国際空港に到着したあと、PCR検査で新型コロナの陽性判定を受けたものの、ホテルに到着した直後に逃走し、2日後の5日にソウルで検挙されたあと、感染症の予防および管理に対する法律に違反した疑いで警察の取り調べを受け、検察に送致されました。
感染症管理法に違反した場合、1年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金が科せられます。
中央事故収拾本部の関係者によりますと、裁判までは1か月以上かかるうえ、判決が出るまでは拘束に該当する理由がないため、出入国外国人庁が裁判なしで措置が可能な強制送還処分を行ったということです。これに加え、1年間韓国への入国が禁じられました。
この男は今月3日、中国からの入国者に対するPCR検査で陽性判定を受け、指定されたホテルで1週間隔離する予定でしたが、ホテルに到着した直後に逃走しました。
逃走後、タクシーでソウルに移動し、あらかじめ予約していたホテルで妻と過ごしながら、外出もしていたということです。