インターネット上で、外国人が韓国語でコミュニケーションをとりながら韓国文化を体験できる「メタバース世宗(セジョン)学堂」が、ことし正式にオープンします。
「世宗学堂」は、韓国語の教育を通じた文化交流の活性化を目指して設立された教育機関で、世界84の国と地域の244か所で語学学校を運営しています。
文化体育観光部と世宗学堂財団は7日、メタバース世宗学堂を本格的に運営すると明らかにしました。
オフラインの世宗学堂の受講待機者は去年9月の時点で1万人に迫っていて、文化体育観光部は「メタバース世宗学堂」のオープンにより、より多くの人が韓国語を学習できる環境が整えられると期待しています。
メタバース世宗学堂は、韓国語を学習する「キャンパス空間」と、韓国生活を体験する「マウル(村)空間」で構成されています。
キャンパス空間では、韓国語の授業を受けられ、マウル空間では、リアルな韓国生活を体験できる360度のVR=仮想現実や、体験型ゲームなどのコンテンツが楽しめるということです。
文化体育観光部と世宗学堂財団が去年11月から12月、メタバース世宗学堂をテスト運用したところ、サービス公開の初日に、合わせて4643人が訪れたほか、123の国と地域で1日平均480人の韓国語学習者がアクセスし、韓国語でコミュニケーションを取り合ったということです。
文化体育観光部は、去年およそ15万人だった世宗学堂の受講者数を、2027年までに50万人に増やすことを目標としています。