晩婚化が進み、40代前半に結婚する女性の数が20代前半に結婚する女性の数より2年連続で上回ったことがわかりました。
統計庁が20日、発表した統計調査によりますと、去年の女性の婚姻件数は、40~44歳の40代前半が1万949件で、20~24歳の20代前半を836件上回りました。
40代前半の女性の婚姻件数は、おととしに続いて、2年連続で、20代前半の女性の婚姻件数を上回っています。
統計を取り始めた1990年以降、40代前半の女性の婚姻件数は、おととし初めて、20代前半を上回りました。
全体の婚姻件数は、1997年には38万8960件だったのが、去年は19万1690件で、51%減っています。
この間(かん)に、20代前半の女性の婚姻件数が10分の1に減っているのに対し、40代前半の女性の婚姻件数は1.5倍に増えています。
背景には、少子化が進み、20代の女性の人口が30%も減っていることがあります。40代の女性の人口は16%増えています。
また、「結婚しなければならない」という認識が薄れていることも一つの要因となっています。
去年、統計庁が行った調査によりますと、「結婚しなければならない」と考える20代の女性の割合は35.1%で、10代の29.1%に次いで2番目に低くなっています。40代は42.3%でした。