韓国の制服組トップが20日、 韓国南部の慶尚北道(キョンサンブクト)星州(ソンジュ)郡にあるアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の基地を訪れ、ミサイルの脅威に対応する防空作戦態勢を確認しました。
合同参謀本部によりますと、金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長は20日、星洲のサード基地を訪れ、アメリカ防空旅団長から防空作戦について説明を受けたあと、敵のいかなる奇襲的なミサイルの挑発に対しても抜かりない監視と防衛態勢で同盟の安全に責任を負うという誇りをもって任務に当たるよう要請しました。
また、金議長は、訓練中の韓米の将兵を励まし、アメリカ軍兵士を「韓米同盟の維持と発展をけん引する大きな力だ」とたたえました。
金議長は、海軍の特殊作戦の訓練の現場や空軍の空中戦闘司令部を訪れ、準備態勢を確認しました。
金議長は、敵が挑発した場合、ちゅうちょせず自衛権にもとづいて強力に報復できるよう、決戦の態勢を構えることが重要だと強調しました。