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政治

尹大統領 米議会で演説 「自由の羅針盤の役割果たす」

Write: 2023-04-28 09:42:56Update: 2023-04-28 09:45:37

尹大統領 米議会で演説 「自由の羅針盤の役割果たす」

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、アメリカ議会で演説し、「大韓民国はアメリカと共に世界市民の自由を守り拡大する『自由の羅針盤』の役割を果たす」と述べ、就任時から繰り返し発信してきた自由の価値を強調しました。 
 
アメリカを国賓訪問している尹大統領は、現地時間の27日午後、ワシントンの上下両院合同会議での演説で、「人類の自由に向け、韓国が国際社会と力を合わせてやるべきことを必ず成し遂げる。アメリカと共に未来に進む」と述べました。
 
そのうえで、「国際社会において韓国は、成長した経済力に見合った責任と貢献を果たしていく」と強調しました。
 
尹大統領は、「自由の同盟、行動する同盟」と題した43分あまりの演説の中で、「自由」という言葉を何度も繰り返しました。
 
尹大統領はまた、「今、われわれの民主主義は危機に直面している。世界各地で偽りの情報が真実と世論を歪め、民主主義を脅かしている」と指摘しました。
 
また、尹大統領は、自由民主主義の観点から、ロシアによるウクライナ侵攻を批判しました。
 
ロシアを直接名指しはしませんでしたが、「ウクライナ戦争は、国際規範に違反し、武力を使って一方的に現状を変えようとする試みだ」と糾弾しました。
 
そのうえで、「韓国は自由世界と連帯し、ウクライナの国民の自由を守り、再建を積極的に支援する」と述べました。
 
北韓問題については、「北韓の不法な核開発とミサイルによる挑発は、韓半島と世界の平和に対する深刻な脅威だ」と指摘し、「日増しに高度化する北韓の核の脅威に対応するために、韓米による連携ととともに、韓日米3か国の安保協力も更に加速化すべきだ」と強調しました。
 
尹大統領はまた、「70年前に、韓国の自由のために結ばれた韓米同盟は、今や世界と自由の平和を守るグローバル同盟に発展した」と評価し、韓米同盟の更なる発展に期待を示しました。
 
そのうえで、テキサス州のサムスン電子の半導体工場や、来年下半期から稼働するジョージア州の現代(ヒョンデ)自動車の工場が、現地で雇用を生み出していると述べ、韓米の互恵的な経済協力が今後も続くよう、協力を求めました。
 
また、文化面での交流については、「文化コンテンツは、両国民が国籍と言語を越え、互いを更に深く理解し友情を育む触媒となっている」としたうえで、「私の名前は知らなくてもBTSとBLACK PINKはご存じのはずだ。ホワイトハウスには私よりも先にBTSが訪問したが、ここアメリカ議会は幸いにも私が先に訪問した」と述べ、笑いと拍手を誘いました。

韓国の大統領がアメリカ議会で演説したのは、2013年5月の朴槿恵(パク・クネ)元大統領以来10年ぶりです。

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