5月の消費者物価指数のうち、衣類や靴の価格は、前の年より8%上昇し、この31年で最も高い上昇率を記録しました。
統計庁が5日、まとめたところによりますと、衣類や靴の物価指数は、前の年の同じ時期に比べて、8%上昇しました。
衣類や靴の物価上昇率は、去年4月までは1%台にとどまっていましたが、去年5月に3%台、去年11月には5%台に上昇し、ことし3月と4月はいずれも6.1%を記録しました。
5月は、衣類のなかでもとくに手袋(18.1%)、Tシャツ(14.3%)、ワンピース(13.7%)、女性用のボトムス(13.7%)、幼児・子ども服(13.7%)、ジーンズ(11.8%)などの上昇率が高くなっていました。
5月の衣類や靴の価格は、前の月と比べても3.1%と大きく上昇しています。
屋外での活動が増えたことで、新型コロナの感染拡大で抑えられていた衣類の価格が急速に上がったものとみられています。