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政治

「汚染水」の表現 政府「不安をあおる用語は避けるべき」

Write: 2023-06-23 12:08:31Update: 2023-08-23 11:13:51

「汚染水」の表現 政府「不安をあおる用語は避けるべき」

Photo : YONHAP News

東京電力福島第一原発にたまる汚染処理水について、韓国国内では「汚染水」という表現が使われていることについて、韓国政府は22日、「国民に漠然とした不安を感じさせる用語は使わない方が良いだろう」という見解を示しました。  
 
国務調整室の朴購然(パク・クヨン)第1次長は、22日の汚染処理水関連の定例会見で、ALPS(アルプス)と呼ばれる多核種除去設備で処理されたあと放出される水を「汚染水」と呼ぶべきか、日本や欧米のように「処理水」と呼ぶべきかを問われ、「いまは用語の問題で論争を起こすより、科学的に安全かを検証すべきだ」と答えました。
 
朴次長はまた、「国際的な状況を踏まえ、ふさわしい用語を考えるべきだが、いまは適当なタイミングではない」と話し、用語をめぐる不要な論争に釘を差しました。
 
朴次長はさらに、「『汚染水』という表現が、漁業関係者に与える否定的なイメージを考えれば、変えた方が良いかも知れない」と話しました。
 
会見では、最大野党「共に民主党」などがIAEA=国際原子力機関による検証の信頼性に疑問を呈していることに対して、IAEAの元幹部の韓必洙(ハン・ピルス)氏が出席し、記者団の質問に答えました。
 
韓氏は、汚染処理水の正しい表現について、「異論の余地なく『処理水』だ」と強調しました。


2023年8月23日修正

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