韓流として世界で人気となっている、いわゆるK-コンテンツについて、政府は、ドラマやK-POPに次ぐジャンルとして、漫画とウェブトゥーンを育成するため、支援戦略をまとめました。
韓国の漫画とウェブトゥーンの輸出は、おととし、前の年より31.3%増え、1億764万ドルと、初めて1億ドルを突破しました。
文化体育観光部は23日、漫画・ウェブトゥーン産業の発展をさらに後押しするための戦略を発表しました。
それによりますと、政府は、世界的な漫画・ウェブトゥーンのプラットフォームの構築を支援するため、国内企業に対して、海外市場の情報を提供するとともに、コンサルティングを行う方針です。
また、来年から毎年30人程度のウェブトゥーン作家がデビューできるよう、育成プログラムを新設するほか、輸出に必要な翻訳家などの人材を養成するため、2027年までに関連の教育機関を設置する計画です。
年内にも、韓国コンテンツ振興院の中に、漫画・ウェブトゥーン産業の専門チームを立ち上げ、制作や流通、海外展開を支援する方針です。
さらに、関連法の改正を通じて、漫画・ウェブトゥーン分野が産業として発展するよう、法律および制度面での整備を行う計画です。
文化体育観光部は、今回発表した戦略を通じて、2027年までに漫画とウェブトゥーンの輸出を、現在のおよそ2倍の2億5000万ドルに拡大させることを目標に掲げています。