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文化

作曲家のチン・ウンスクさん ジーメンス賞受賞

Write: 2024-01-25 13:47:29Update: 2024-01-25 15:14:49

作曲家のチン・ウンスクさん ジーメンス賞受賞

Photo : KBS News

韓国の作曲家、チン・ウンスクさんが、クラシック音楽のノーベル賞と呼ばれる「エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞」を受賞しました。  
 
エルンスト・フォン・ジーメンス音楽財団が現地時間の25日に発表したところによりますと、ことしの受賞者にチンさんが選ばれたということです。
 
アジア人がこの賞を受賞するのは初めてです。
 
受賞者には、賞金として25万ユーロ、日本円でおよそ4000万円が贈られます。
 
チンさんは、ソウル大学音楽学部の作曲科を卒業し、ドイツのハンブルク音楽大学に留学し、現代音楽の巨匠、ジェルジ・リゲティに師事しました。
 
2004年には、バイオリン協奏曲でアメリカのケンタッキー州のルイビル大学が主催するグロマイヤー賞を受賞し、世界的に名が知れました。
 
その後、シベリウス賞、マリ・ジョゼ・クラビス音楽賞、バッハ音楽賞などを相次いで受賞しました。
 
チン・ウンスクさんは、ベルリン・ドイツ交響楽団とソウル・フィルハーモニー管弦楽団のレジデント・コンポーザー、イギリスのフィルハーモニア管弦楽団の芸術監督などを歴任しました。
 
最近、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、チンさんが演奏した管弦楽曲と協奏曲を17年間にわたって収録した音源を集めて「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / チン・ウンスク:作品集」を発売しました。
 
「エルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞」は、世界の音楽の発展にもっとも寄与した作曲家や演奏家、音楽学者に贈られる賞で、クラシック音楽のノーベル賞と呼ばれています。
 
1974年に始まり、毎年、1人だけが受賞しています。
 
これまで、ベンジャミン・ブリテン、オリヴィエ・メシアン、ヘルベルト・フォン・カラヤン、レナード・バーンスタインら、そうそうたる音楽家が受賞しています。

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