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文化

李承晩氏のドキュメンタリー映画「建国戦争」 観客数70万人突破

Write: 2024-02-20 14:15:12Update: 2024-02-20 16:22:44

李承晩氏のドキュメンタリー映画「建国戦争」 観客数70万人突破

Photo : YONHAP News

韓国の初代大統領、李承晩(イ・スンマン)氏を主人公にしたドキュメンタリー映画「建国戦争」が、観客動員数70万人を突破しました。 
 
映画館入場券の統合電算網によりますと、映画「建国戦争」は、16日から18日の3日間で22万5000人を動員し、ボックスオフィスで2位になりました。
 
今月初めの公開初日には大きな注目を集められずにいましたが、中旬の旧正月の連休あたりから観客が大幅に増えました。
 
与野党の政治家や芸能人らがSNSなどを通じて感想を伝えたことで、映画への注目が高まったとみられています。

李承晩氏は、日本統治時代の1919年に上海で大韓民国の臨時政府を樹立し、臨時の大統領に就任しました。

植民地支配からの解放後は、韓半島の南北分断に伴い大韓民国が建国された1948年に正式に大統領になり、1960年まで大統領を務めました。

韓国戦争の休戦後は、アメリカ軍の韓国駐留を認めた韓米相互防衛条約を締結し、韓米同盟の礎を築いたとされています。
 
これまで、李承晩氏を取り上げた作品は、自身の大統領としての任期を延長するために憲法を改正したり、市民によるデモを弾圧したりするなど、強権政治を否定的に描いたものがほとんどでしたが、「建国戦争」は、李承晩氏の功績にスポットライトを当てた映画です。
 
保守政党の与党側からは、映画の内容に沿って李承晩氏に対する歴史的な評価を改めるべきだという声がある一方で、革新系の野党側からは、李承晩氏については、引き続きネガティブな側面を伝えていくべきだとして、批判も出ています。

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