ことし7月に、韓国東部の江原道(カンウォンド)の東海(トンヘ)港と鳥取県の境港の間のカーフェリーの運行が正式に再開されるのを前に、鳥取県の亀井副知事が、江原道を訪問し、海の便の再開に向けた確認を行いました。
江原道の金鎭台(キム・ジンテ)知事と亀井一賀副知事は25日、道庁で会談しました。
東海港と境港を結ぶカーフェリーは、ことし5月からテスト運航を行い、7月から正式に運行を再開する予定となっています。
江原道と鳥取県は、1994年に友好交流協定を締結していて、ことしは、協定締結30周年の年でもあります。
金知事は、「江原道と鳥取県の30年にわたる友情は、一度も揺らいだことがない。今後もお互いの信頼が深まっていくものと信じている」としたうえで、「次に訪問する際は船を利用する計画だ」と明らかにしました。
また、亀井副知事は、「空の道に続き、海の道も再開されることで、心の道もより広くなることを期待する」と述べました。
亀井副知事は26日、東海港と境港の間を行き来する国際旅客船の運行企業を訪問する予定です。
この便は、新型コロナの影響で4年前から運航が途絶えていました。
仁川空港と鳥取の米子空港を結ぶ空の便は、去年、再開されています。