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政治

海兵隊員の殉職事件 国防部担当者を被疑者として呼び出し取り調べ

Write: 2024-04-26 15:18:33Update: 2024-04-26 17:35:50

海兵隊員の殉職事件 国防部担当者を被疑者として呼び出し取り調べ

Photo : YONHAP News

去年の夏に発生した水害で捜索・救出活動にあたった海兵隊員が殉職した事件で、捜査していた軍の担当者に圧力がかけられたとする疑惑を捜査している高位公職者犯罪捜査処は、国防部の担当者を被疑者として呼び出し、取り調べを行っています。
 
海兵隊員の死亡事故をめぐっては、救命胴衣を着用していない海兵隊員に捜索を行わせた責任について、政府高官などの不正を捜査する独立機関、「高位公職者犯罪捜査処」が捜査を行っています。
 
高位公職者犯罪捜査処が被疑者の出頭要請を行ったのは、ことし1月に国防部検察団と調査本部の家宅捜索を行うなど捜査を開始してから、およそ3か月ぶりです。
 
犯罪を立証するため電子機器などの押収物のデータを解析するデジタルフォレンジックと呼ばれる分析手続きを完了し、本格的に被疑者の取り調べに乗り出したものとみられます。
 
高位公職者犯罪捜査処は26日、国防部の柳在殷(ユ・ジェウン)法務管理官を被疑者として呼び出し、取り調べを行っています。
 
先月7日に自ら出頭しておよそ4時間にわたり調査を受けた李鐘燮(イ・ジョンソプ)前国防部長官を除くと、高位公職者犯罪捜査処が被疑者の取り調べを行ったのは初めてです。
 
柳管理官は、職権乱用権利行使妨害の疑いで取り調べを受けています。
 
柳管理官は、去年8月に海兵隊員の死亡事故に関する初動調査を行った際に、海兵隊の捜査団長に電話し、調査報告書から容疑者と容疑内容、罪名を取り除くよう指示したとされ、捜査に圧力をかけた疑いが持たれています。
 
高位公職者犯罪捜査処は、警察に引き継がれた海兵隊員の事件記録を、国防部が回収する過程で、柳管理官が警察庁の幹部に電話するなどして関与したとみています。
 
高位公職者犯罪捜査処はまた、回収当日に柳管理官が大統領室とも電話した記録を確保したとしていて、どのような内容が話し合われたかについて集中して問いただすということです。

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