政府は、今月15日に行われる総選挙について、「安全な投票環境をつくるために最善を尽くす」と明らかにしました。
康京和（カン・ギョンファ）外交部長官、秋美愛（チュ・ミエ）法務部長官、陳永（チン・ヨン）行政安全部長官は、選挙運動期間が始まった２日、国民に向けたメッセージを発表し、「今回の選挙は、新型コロナウイルスという国家的な危機のなかで行われる」としたうえで、「中央選挙管理委員会と共に安全な投票環境をつくるために最善を尽くす」と明らかにしました。
また、前日から始まった海外に住む有権者のための在外投票と関連して、一部の国で在外公館での在外選挙が中止となったことにふれながら、「大切な参政権の行使ができなくなったことを大変残念に思っている」と述べました。
政府は、安全な投票環境の醸成や選挙における不正防ぐための対策として、▲選挙の前後に投票所・開票所全体の消毒、▲異常症状のある有権者用の臨時記入所の設置、▲新型コロナウイルス感染者の投票権行使の保障、▲脱法・違法選挙運動の徹底的な取り締まりと処罰、▲公務員の選挙関与に対する監察強化などを掲げていて、詳しい対策もまとめる方針です。
康長官らは、「投票所に来るときは必ずマスクを着用し、体温検査や社会的距離の確保など投票事務員の案内に積極に協力してほしい」と呼びかけました。