ケーブルテレビ局の再承認をめぐり不正を行ったとして公務執行妨害などの罪に問われている韓相赫(ハン・サンヒョク)委員長に対する免職の手続きが始まりました。
政界によりますと、人事革新処は、放送通信委員会に、韓氏に対する聴聞手続きの開始を書面で伝え、放送通信委員会は10日、これを受領したということです。
政府は、韓氏から弁明を聞く手続きを経て、免職するかどうかを決める予定です。
人事革新処が免職処分が妥当と判断した場合、大統領が最終的に承認します。
文在寅(ムン・ジェイン)政権で任命された韓氏は、2020年の放送通信委員会による総合編成チャンネルの再承認審査で、「TV朝鮮」の採点が故意に減点されるよう介入したとして公務執行妨害などの罪に問われ、在宅起訴されました。
政府は、こうした罪が「放送通信委員会の設置および運営に関する法律」などに大きく反するとみて、免職の要件を満たしているかどうかを検討してきました。