李明博(イ・ミョンバク)大統領は哨戒艦「チョナン艦」の沈没について、20日、与野党3党の代表と会談し「チョナン艦の沈没に北韓が介入したかどうかは、証拠が出るまで政界でも待ってほしい」と述べました。
この会談は李明博大統領が与野党3党の代表に呼びかけて行われたもので、与党ハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)代表、野党民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表、そして野党自由先進党の李会昌(イ・フェチャン)代表が出席し、昼食をともにしながら行われました。
李明博大統領は会談の冒頭、「チョナン艦の沈没原因の調査結果が出てくるまで、大統領としても意見を述べるのは難しい」と慎重な姿勢を示したうえで、「チョナン艦の沈没は非常に悲劇的な出来事である。このため各界の専門家を加えて、なるべく客観的で科学的に原因を調査しており、調査に合流したアメリカ、スウェーデン、オーストラリアなどの海洋専門家からも詳しい情報を得るよう努力している」と
説明しました。
李明博大統領が与野党3党の代表と会談を行ったのは、北韓が長距離ロケットを発射した去年4月以来およそ1年ぶりのことです。