韓国の古都、慶州(キョンジュ)で16日行われた韓日2国間の外相会談の際、柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官は哨戒艦「チョナン艦」の沈没原因は北韓の魚雷によるものだと述べたと日本の朝日新聞が報じました。
朝日新聞が17日報じたところによりますと、柳明桓長官は岡田外相に哨戒艦の沈没調査の現状を説明し、「北韓の魚雷という強い状況証拠を持っている」と語り、北韓の攻撃だったという見方を伝えるとともに、北韓による犯行という共通認識をもって、日本独自の北韓に対する制裁の強化と国連安全保障理事会での協力に取り組むよう、日本政府に要請したということです。
朝日新聞は、韓国政府が北韓の犯行だという判断を関係国に示した事実が明らかになったのはこれが初めてだとしています。
一方、今回の会談で岡田外相は、厳しい状況の中でも客観的で科学的な調査を進めている韓国政府の努力を高く評価し、支持すると述べるとともに、岡田外相はまた韓日FTA=自由貿易協定の交渉再開に大きな関心を示し、これについて柳明桓長官は、韓日FTAが中長期的にみて重要であるが、十分な環境作りが必要だと答えました。
そして両外相は、哨戒艦沈没の対応については、緊密に協力していくことで合意しました。