この5月18日は韓国南部の光州(クァン・ジュ)で民主化運動が起きて30周年になり、光州では各種の追悼の行事が行われます。
光州民主化運動は、1980年5月18日に、民主化を求めて光州の学生や市民が鎮圧軍部隊と衝突し、軍の発砲によって200人以上が死亡または行方不明になったもので、今週18日で30周年となります。
光州にある5.18民主化国立墓地では、18日、遺族や政府関係者らが出席して追悼式典が行われますが、今年これまでに国立墓地を訪れた人は22万人に上っており、去年の14万人に比べて8万人も多くなっています。
17日午後には光州市の繁華街、錦南路(クムナムロ)一帯で前夜祭が行われます。
また若者たちに30年前に起きた民主化運動の精神を改めて振り返るきっかけにしてもらとおうと、今年の記念行事には市街地の史跡めぐりを兼ねた巡礼行進など、市民が参加して当時を体験できる催し物が多く行われる予定です。