韓国とアメリカは哨戒艦沈没事件の対応措置の一つとして、来週、西海で大規模な合同軍事演習を行うことになりました。
韓国軍の関係者は2日、「韓国の哨戒艦沈没の原因が北韓の魚雷攻撃だったことが明らかになったので、韓米両国は北韓に対する確実な抑止力を示すことで意見をともにし、合同軍事演習の実施を決めた」と述べました。
今回の合同軍事演習は来週8日から11日にかけて、西海中部の群山(グンサン)沖で行われる予定です。
演習に参加するのは、アメリカ側が第7艦隊所属の航空母艦ジョージ・ワシントン(9万7000トン)をはじめ、原子力潜水艦、イージス駆逐艦などです。
韓国側は初のイージス艦である世宗大王艦(7600トン)、潜水艦の孫元一(ソン・ウォンイル)艦(1800トン)、F-15K戦闘機などが検討されています。
また別の軍関係者は「北韓に対する武力デモンストレーションは2段階に分けて進められる。まずは今回の合同軍事演習で、次は今月末頃に行われる対潜水艦軍事演習だ。この対潜水艦演習では、潜水艦から魚雷を発射し、これに対して駆逐艦が水中の敵国潜水艦を撃沈する演習も行われる予定だ」と話しています。