中米パナマを公式訪問している李明博(イ・ミョンバク)大統領は、現地時間で28日、大統領宮殿でマルティネリ大統領と首脳会談を行い、両国間の経済と通商関係をさらに強化していくことで合意しました。
会談で李明博大統領はパナマの鉱物資源の開発とインフラ建設分野で韓国企業が参入できるよう協力を要請し、マルティネリ大統領は前向きに検討する考えを示しました。
両首脳はパナマなど中米諸国が韓国とFTA=自由貿易協定の妥当性を検討することで意見をともにし、中米諸国の意向を確認することになりました。
またマルティネリ大統領は韓国の電子政府分野のノウハウの提供を希望し、そのための協力プログラムを設けるよう提案しました。
これに対して李大統領は今後検討していく考えを示しました。
このほか、マルティネリ大統領は、哨戒艦沈没事件について、北韓の武力攻撃を強力に糾弾するとともに、韓国政府の慎重で落ち着いた対応を高く評価し、46人の犠牲者と遺族に哀悼の意を表しました。
1962年に国交を結んで以来、韓国の大統領としては初めてパナマを訪問した李明博大統領は、マルティネリ大統領の韓国訪問を要請しました。