与党ハンナラ党の代表と執行部を選ぶ全党大会が14日に開かれ、李明博(イ・ミョンバク)大統領に近い安商守(アン・サンス)前院内代表が新しい党代表に選出されました。
今回の全党大会は、先の統一地方選挙で与党が惨敗したことから、新しい執行部を選出するために行われ、代議員による現場での投票に、不特定の一般の国民を対象にした電話による投票の結果も加えて、女性1人を含む上位5人が新しい執行部として最高委員に選出されました。
その結果、最も多い4316票を獲得した安商守前院内代表がハンナラ党の新しい代表となりました。また得票数順で洪準杓(ホン・ジュンピョ)元院内代表、羅卿瑗(ナ・キョンウォン)議員、鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員、徐秉洙(ソ・ビョンス)議員が新しい最高委員に選出されました。
安商守新代表は、結果発表後の演説で「今日からは派閥に関係なく、ハンナラ党が一致団結して今月28日に行われる再選挙・補欠選挙に備え、国民の方々の支持を得る必要がある。また、国民にさらに配慮して韓国経済の再生に向けて全力を挙げたい」と述べました。
ハンナラ党の執行部は、今回選出された党代表1人、最高委員4人に、党代表が指名する2人を加えて7人で構成されます。
新しいハンナラ党執行部が、今月28日の再選挙・補欠選挙や、党内の派閥の対立など、数々の懸案をどう乗り越えていくかが注目されます。